第145話
「この家にネズミはいるか?」
「ネズミ・・・?」
ネズミってネズミ?灰色の体の病気を蔓延させると言われているネズミ?
「見たことないからここにはいないと思うけど?」
「そうか。だが匂いが微かに・・気のせいか?」
コウチンさんが首をひねったと同じくポンポコ丸とぽん吉も首を同じように捻らせた。あのタヌキーズはいつも行動が可愛い。おのれ。
「アタチも気になってたのよ。このお部屋はあんまりしないけど他の所はネズミの匂いするのよ」
「えっっ」
このうちネズミいるの!?住み着いてるってこと!?子供(私いま5歳)がいるって言うのに!?・・・でもちょっとまって。ミギィさんもレフティさんも生ゴミとかは虫とか発生しないように色々対策してるの日々見てる。なのにネズミ出るかな?でも匂いするんだよね?ミギィさんもレフティさんも気づいてない?
えっみんなで揃ってペスト菌?だっけ?そういうのとかにとかに感染したりしないよね!?異世界に来て病気にガッツリなって苦しむのあんまり勘弁したいんだけど!?
「青ざめているが、変な想像しているんではないか?例えば人間のよくかかる病気とか。」
「え?・・・でもネズミいるならちょっと怖くない?」
現代日本でネズミといえばTOKYOデズニーラ●ドの愛されキャラの黒くて可愛いミ●キーマウスで充分だよ。あとはトムとジ●リーでしょ、電気ネズミでピカチ●ウ、とっとこハ●太郎、チンプイ、ぐりとぐら、ソニック(ハリネズミ)、あとはあとは・・・。そういう可愛いものならともかく、ネズミって前歯とかムキャッってなってるし動きがこうズササササって速くて怖いと言うかなんというか。
「ピィピィピィピーーー?!」
リクゴウくんがなんか叫んでる。どうしたどうした。
「リスがネズミを探してたんだって」
「へー・・・え?」
齧歯類が齧歯類探してたって?・・・ぐりとぐら、ほのぼの展開パートとか?
「ピィピピピピピピピピーーー!!」
リクゴウくんの言葉全くわからないけど、激おこぷんぷん丸(古)なのは見てとれる。うむ。そのリスが何かしたらしい。
「リクゴウ、と、いったか?」
「ピィ?」
コウチンさんがその話に興味をそそられたようだった。
「実は少し前に初めて知り合ったネズミがいてな、そいつの匂いがなぜかこの家でしているなと不思議に思っていたのだが、その出会ったリスの言っていたネズミと、俺の出会ったネズミと、この家にいたであろうネズミは、同じネズミかもしれない。」
ん・・・・・・????
「リクゴウを借りていきたいのだが。」
「ピ!?」
リクゴウくんが驚きの声をあげ
「「「えっ」」」」
私とフテゥーロちゃんとテンクウちゃんとビャッコくんも驚きの声をあげたけれど、タイモちゃんはこういった。
「連れてっていいのよ」
それを横目にぽん吉くんとポンポコ丸くんが話し始めた。
「ぽこぽぉ?」
「ポッポーンポッポコー」
「ああ、キジンのところに連れていきたい。コイツらはまだ聞いてないけれど、お前達は最側近だ。キジンから聞いてるだろう。」
なんかよくわからない話をし始めてしまった。うーん。この会話には入っていけなさそう。
「リクゴウくん、私はリクゴウくんが行きたくないって言うなら止めるけど・・」
「ピィピピピピピ・・・・・」
うーん。って悩んでらっしゃる。
*捕捉*
*コウチンさんはレフティさんやキジンさんと一緒にゴールデンハムスターのゲンブに会っているよ。
*ウサギのリクゴウはリスを背中にのせて、ゲンブを探そうとしていたよ。
キャラクターが多くなるとこんがらがるよね!
また字数が少ないから、明日も更新します。