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第141話

「頭が重いし目が腫れぼったい・・・」


「ダイジョブ?」


「大丈夫?」


「もっと寝てもいいのよ?」


起きての第一声にみんなに心配されるの巻。タイモちゃんにも枕代わりになってもらってしまって・・・


「ってタイモちゃん!!お腹がまっくろぉぉ!!!私のせいでストレスだったね!ごめんね!今すぐブラッシングしてあげるからね!」


慌て過ぎると手元が狂うから落ち着けもちつけ、ブラッシング☆丁寧に丁寧に。ボロッと黒い固まりが落ちた。そしてその下から綺麗な新しい毛が。・・・結構落っこちたのにすごいな?地肌見えるかと思ったのにその下にもう綺麗な毛が。早いな。


「ぼく、わたしもぼろってなったらこうなるのかー」


「無理なのよ。これはアタチの特性なのよ。」


「ガーン!」


フテゥーロちゃんがガッカリしている。フテゥーロちゃんって、ケセランパサランって毛・・というか体部分って、ドウナッテルンダロウ。あの体で宙に浮いてるし、不思議生命体だよね。


そういえば猫さん達がいない。いつもはひとりくらい残ってるのに今日は誰もいない。珍しい。


「ビャッコ君達は?お散歩?」


「うん、なんかどっか行っちゃったよ」


と、フテゥーロちゃん。


「『昨日の夜いなかったトカキが来て、みんなで一斉に出てった~』」


とリクゴウくんがピィピイ言ってるのをテンクウちゃんが通訳してくれた。ちなみにツキノさんは無言である。いい女は無駄口が多くない。ツキノさんを見ているとそう思う。


今日は本当はアンドレ達が帰る予定だった日だ。外はいまいち雲が少し多そう。雨は降らなそうだけど少しだけどんより気味。多分今日ディオさんと領主さんとで親子になるかを話し合いするだろう。


いやだってね、その領主さんの娘さんにもし恨まれたらって悩んでしまっているディオさんも可哀想だったし、それだけ悩んでいるってことは、それがあり得なくないかもしれない。そんなのイヤだもの。


明日はお祭りだ。私のなぜか疲れきってるこのあんちくしょうな脳ミソをキリッとシャキッとさせなくては。


「モナちゃーん、起きてッかぁ~?」


階段の方からから声がした。ミギィさんだ。・・・・あれ?そういえばもうだいぶ日が高い時間。いつもなら朝の仕込みとかでミギィさんはいないはず・・・?あれ??


急いでドアの方へ駆けよった。ドアを開けようとした時にはミギィさんが軽くノックして目の前に。


「起きとった。おはよーさん。」


「ミギィさん!おはよーございます!ミギィさん、今日は食堂は?」


「今日から騎士団の昼の弁当と知り合いの屋台の手伝いもあるから、今日と明日は営業休みにしたよ。明後日は昼からだべ。」


「知らなかった」


「いんや、最初は営業しよーかって言ってたんだけどな、なんだかんだいって炊き出しとかも手伝いまだまだしとるしな、急遽休みにしたんだべ。」


「なるほど!・・・・ハッ」


「どした?」


「ナカバさんとハジーさんとスミコットさんに数日会えなくなるのかぁ」


「あん3人は会いたいっつえば飛んでくるべ」


「ほんと!?」


「とりあえず着替えて降りといで。朝食できとるよ」


「うん!」


ミギィさんはそう言ってから下に降りていった。


「おい。」


着替えようと服をタンスから選んでいたら窓にビャッコくんがいつの間にか来てた。


「ビャッコくんおかえり~」


「お前この後ヒマか?ヒマだろ?ヒマだよな?」


「んええ?忙しくなるかもしれないからヒマだとは言えない!」


「ヒマにしろ~、お前と行きたい場所がある。」


「ビャッコ~急すぎるよ。モナちゃんにもモナちゃんの予定っていうものがあるでしょ!」


「テンクウ、お前にゃ~、昨晩のモナを見ただろが。すっげぇにゃいてただろ。にゃにょに覚えてないって言ってただろ」


「うん・・最近夢を見ても全然覚えてないよ?昨日なんであんなに泣いたんだろう、それについてなにか分かるの?」


「わかるかも、しれにゃい。」


「なんの話なのよ。気になるのよ。」


すみません、遅くなりました~。しかもまた短い。ので、明日も続き投稿します


(´;ω;`)

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