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第138話

「ってことはモナちゃんがここにいる時はここでスズとお喋りが直接出来るってことなのね?」


スズちゃんの力があやふやな状態だとテレパシーでしか会話出来ず、私の魔力が多い時はここの外の状態でも普通の会話ができ、この中にいる時は、魔力が少なくても普通の会話ができる。と言うことを本能で確認した。


私の魔力が足りないとスズちゃんの口からはチュンチュンとしか出なくなる寸法だ。まじかい。


「ここは深層心理の奥底の私の魂の世界、らしい。魂がボロボロだからこの今いる場所もこんな荒地って感じなんだって」


「スズ頭いいから理解した!」


「うん!」


可愛くてイイコイイコと頭を撫でた。おおっ。つい頭を撫でたけど現実だと霊体で触れないけどここなら触れる!新発見。スズちゃんなんだか照れてる。


「そう言われればスズ、今ここにいる時は色々思い出せそう、かもなの」


「かもかも?」


「そうかも~」


ユルい会話である。長いこと守護霊をやっていたらしいので私に近い状態のスズちゃんになっていったのかもしれない。ただのスズメなのにこんなにノリがいいなんて。うん、良いことだ。楽しい。フテゥーロちゃんも結構こんな感じだけど、私には性格ユルくさせる魔力が宿ってるんだろうか?(注*そんな魔力はありません)


「そっかそっか、ではまず一つ目の質問です、じゃじゃんっ」


クイズの時の音を言ってみる。この後に時計のチクタクチクタク音が鳴ってくれたら完璧なクイズ番組・・・・ってなんだかチクタク音なり始めた!


「えっえっえっ」


そうだここ私の心の中なんだから鳴らせようとすれば鳴るんだね!?スズちゃんが困惑してしまったから、止まれ!と念じたら止まった。


「ごめん、音は無しで!」


「ふはぁぁ」


安心したようだ。・・・・魔力が回復すればこの場所なんにでも出来そうな予感。と、まあ、それは追々。


「女神様覚えてる?私この世界に来る時の日本の風景と女神様を少しだけ思い出したんだ。何を話したかは覚えてないけど、私は自分の意思でこの異世界に足を突っ込んだみたいなんだよね」


「女神様、女神様、女神様・・・。あっそういえばいたかも!腰に短剣持ってたよね!?」


「そうそう!その人!その人の弟って人がさっき来てたんだ」


「・・・女神様はなんとなく覚えてるけど弟なんていたっけ?」


「私も記憶にない。でも神々(こうごう)しかったよ。とにかく真っ白でね、凄かったよ。うーん、語彙力無さすぎてどう伝えれば正解かわからない。土地神様って言ってたよ。」


「えっ土地神様って言ってたの?ホント?」


「うん?それがどうしたの?」


「スズ、守護霊になってから知ったんだけどね、日本って神様いっぱいいるじゃない?八百万(やおよろず)の神って言うくらい。お米には1粒に七人の神様が乗ってるって言うくらいいっぱいいーっぱいいるでしょ」


「うん?うん。うん??」


合ってるよ。あってるけどどうしてその話??というかお米に神様乗りすぎだよね。お米は日本の国民食って言ってて毎日のように食べれているけれど、とっても作るのが手間暇かかって大変だから、大事に食べなさいねって意味を込めて多くの神様が乗ってるよって言ったんだろうけどさすがに七人は多すぎるよね。3人ぐらいでいいのでは。


「でもね」


スズちゃんの声が耳に届いたので無駄な考えはいったんポイした。


「うん?」


「土地神様ってね範囲とかが決まっててここからここまでがアナタの守る土地ですよってなってるんだよ。このロッテリーの街を女神様がいたハズなのに、その弟って言ってる人がいるってことは・・・女神様は・・」


「もうこの世界にはいないかもしれない?」


「どこかに行っちゃった可能性もあるけど、スズの知ってる限りは土地神様がいっぱいいる土地ってそんなにないんだ。」


また少し短くなってしまったので、明日も更新します。


(ФωФ)

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