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第123話

「ふぁぁぁ・・・むにゅう・・・」


目をコシコシとこすってねむねむ・・・じゃない、寝る前にやることやらねば、パピプペポ。アンドレにタイモちゃんの毛で作ったお守り・・・。うう、眠い。お腹いっぱいになって部屋に戻ってきたら眠気が半端ないって~。


足元ヨロヨロしてたらタンスにぶつかりそうになる始末。・・・カサリ。って、あっ。


“スズちゃんに会いたい”


メモを手にとってベッドの上に座る。ステータスオープン!



帝麻萌那(テイマモナ)ステータス▼


▼年齢:5歳(?)


▼性別:女

▼体力:8

▼魔力:10

▼知力:10

▼運:幸運2・悪運3・天運2


▼魔法:空間的範囲結界遊戯型魔法[現在使用不可]・創造魔法[魔力不足]・土魔法↓・水魔法↓・生命魔法


▼スキル:大童(おおわらわ)[現在使用不可]・笑転(しょうてん)童子(どうじ)[魔力不足]・(あい)似移動(にーど)(ゆー)動物音楽団(ブレーメンバンド)


▼その他:言葉遊び・歌遊び・土遊び・水遊び・ヒトカケラ-20+8


▼職:異世界人(退化)・動物に好かれる者・食堂のアルバイター『ともだち食堂』


▼後見人:ミギィ・レフティ


▼守護霊:スズ[呼び出し可能]


▼友好関係:ミギィ・レフティ・アンドレ・ディオ・ユーグリッド・スミコット・ハジー・ナカバ・リネア・チェルキョ・プント・クリストファー・リーリー・マリー・ミリー・ユリウス・ゲイリー・ヨコシャル・デボラ・カメーリャ・ウエ・小熊・小熊・小熊・小熊・熊獣人・熊獣人・シー・ユニ・ナナメ


▼友好関係:テンクウ・セイリュー・キジン・ポンポコ丸・ぽん吉・トウシャ・ビャッコ・タタラ・コエキ・スバル・アメフリ・トロキ・スズ・トカキ・カラスキ・タイモ・フテゥーロ


▼敵対関係:ジパニーモンクモンキー




「やった!スズちゃんに会える!」


所々変わっている所があるけれど、後でにしよう、そうしよう。どうすればいい?前はキジンさんのお陰で願っただけだった。今回も願うだけでいいのかな?スズちゃんに会いたいスズちゃんに会いたいスズちゃんに・・・。無意識に祈りのポーズになっていた。


握りしめた手元からかすかに光が現れたかと思うともうそれはスズちゃんになっていた。朝チュンならぬ、夜チュンですがどうですか。


「スズちゃん!」


『モナちゃん!』


ギュッと抱き締めようとしてスカッ。そうでした。幽霊でしたね。守護霊さんは触れない。


「頭の中にスズちゃんの言葉が響く。この感じやっぱりおもしろーい。」


『スズはねモナちゃんの肩から毎日同じもの見てたよ。スズもモナちゃんと喋りたかった!スズとっても嬉しい!』


「にゃ、にゃんだぁ!?」


「ゴゴゴゴーストだにゃぁぁ、祟られるにゃぁぁ」


『スズはたたらないよ』


「タタラれるの?」


「タタラ?」


「たたら?」


「・・・俺?」


「たらら?」


「カラスキ、それは違う。」


「“タタラ”じゃなくって“祟られる”。つまり呪いダナァ」


「・・・俺、たたったりしない。」


「タタラじゃなくって」


「たららららら?」


「たったらら?」


「ちっがーーーーうにゃーーーーっ!!」


「まあまあまあ、みんな!落ち着け・もちつけ!さんっはい!吸ってー、はいてー、息止めてぇ~?苦しくなったらまた吸って~~~・・・。はい!みんな!こっちにちゅうもーーーーく!」


「・・・今のなに?」


「つい見いって止まってしまったにゃ」


「モナちゃんのモナちゃんによるモナちゃんの落ち着けの歌でした!それはまあどうでもいいとして、こちらは私の守護霊のスズメのスズちゃんです。みんな、仲良くしてね。こっちからテンクウちゃん、ビャッコくん、トカ・・」


「トカキですにゃ!となりはトロキ、カラスキ、アメフリ、タタラ、スバル、コエキですにゃ!もう一回いいます。トカキトロキカラスキアメフリタタラスバルコエキ。覚えてくれたら嬉しいですにゃ」


言葉を遮られてしまったついでにお名前寿限無(じゅげむ)を聞くことに。じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・あそこまで長くないけど目を回しそうな覚え方だよ。早口は混乱だよ、トカキさんや。


ビャッコくんから鉄拳制裁受けている。みんなをまとめるビャッコくんは苦労してそうだなぁ。ネコ達のなかで一番口が悪いけど、そういう苦労の末にそうなったのかもしれない。今度いたわってあげよう。


「で、こっちがタイモちゃんとリクゴウくん、この子はまだ名前がない白ウサギさん。でこの子はフテゥーロちゃん。」


「モナママのスズちゃん!ぼく、わたしも仲良しするよ!」


『よろしくね!でもね、スズね、そんなにいっぱいは出てこれないの』


「えっそうなの?いつでも会えると思ったのに」


『モナちゃんの力まだ足りてないよ。一番いいのは、小熊のトウシャくんか、あとは、デボラさんとキジンさんに頼むといいよ』


「そうなの?キジンさんはわかるけどデボラさんはポーション作りの名人さんってだけ、のはずだよね?」


『デボラさんもトウシャくんと似たような力が使えそうだよ。スズには見えるの。』


眠かった目がさえてしまった。


『そこのタイモちゃんも雲以外にも色々スゴい力があるはずだけどモナちゃんと同じで力が使いこなせてないの。モナちゃん、タイモちゃんももっともっとパワーアップさせてあげて』


それだけいうと、私の魔力がやっぱり足りなかったのかスズちゃんは消えてしまった。

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