表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/463

第107話

更新すっかりさっぱり忘れてました。ごめんなさい。遅くなりましたがアップします。




▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



オレンジ色の包みは上を軽く止められていただけですぐに開けた。チャリリ・・・と金属が歌うように鳴った。気がした。うん。単に鳴っただけだけど私がそれに対して嬉しくて歌うように聞こえただけだ。と、思う。


「えーと、これ、いくらだっけ」


お金久々に見た。お財布に入れたお金はほぼほぼ使わないからタンスの上に置いたままだった。お店のお手伝いもお金のことは基本やらないからなぁ。


「これが準銅貨、こっちが銅貨」


準銅貨と呼ばれたものが5枚と銅貨と呼ばれたものが6枚。銅貨は確か100円ぐらいの価値だったことしか覚えてない。あと銀貨が10万円ぐらいってこと。銀貨よりも低くて100円の銅貨より高かったから、この準銅貨は・・・・あっ1000円ぐらいだったかな?財布にも1枚入っていた気がする。ほとんど細かくなっちゃったから後で部屋に戻ったら確認しよう。


「ミギィさん、銅貨が10枚で準銅貨だったっけ??」


とにかく聞いてみた。忘れたことは聞くのが一番。


「そだべ。」


・・つまり・・5600円?あれ?


「私って1日いくらもらえる計算だっけ、忘れちゃった」


「1日銅貨7枚だべ」


働くといってもほぼほぼお手伝い。1日銅貨7枚かんさんで、週6日で、って普通に計算したら4200円。あれかな、1時間100円の計算かな。ん?なのになぜか5600円。


「これ、多くない??」


「おんや、わがるのか?」


「なんとなく」


高額の計算出来る5歳もなかなかいないけど、そういうのはおいとく。


「私5歳なのにこんなにたくさんもらっていいの?失くしちゃうかもよ?」


5歳に週1で五千円近くのおこづかいあげる親を私は日本で見たことがない。富裕層ならいたかもしれない。けど、私富裕層でもなんでもない、底辺の一般市民だったわけですよ。手に余りあるお年玉とかは最終的に、親が管理するお年だよ、5歳なんてさ。


前回お金を預かった時は女子会しつつ(?)食べ歩きという名目があったから、後で返すって思って持ち歩いたわけで。まあ、タンスの上に残金あるけど。


でもそれとは違って、私が稼いで私が自由にしていいお金ってことでしょ。何度も言うけど、5歳だよ?


まあ、ユーグリッドさんに借金返すならこんなんじゃ全然足りないけど。ううん。


「モナちゃんはその辺のガキンチョたちと違って信頼しとるベ。」


レフティさんはどのガキンチョと比べているんだろうか。というかガキンチョ・・・この辺りで子供ってあんまり見かけないけど。ミリーちゃん達ぐらいしか思い付かないけど、ミリーちゃんはガキンチョじゃないしなぁ。


「心配なら明日貯金箱も買えばええで。そんれに、これはちゃあんと計算して、モナちゃんの働きに対してのお給料だべ、受け取ってくれないとウヂらが悲しいベ。」


ミギさんがニコッとそう言った。


「わかった。あり、がとう。」


顔が真っ赤になった気がする。いや、なってる。嬉しい。心配してくれて、信頼してくれて、とても居心地がいい。明日の買い物が一層楽しみになった。そういえばまだ帰ってきてないな。明日の朝までには帰ってきてくれないと一緒に買い物が買えないのに。首輪欲しいって言ったのは嘘だったのか。


レフティさんが夜ごはんの後片付けをしているうちにミギィさんと私はシャワーに入った。


「ウサギさん達やタイモちゃんもキレイにしたしテンクウちゃんも一緒に入る?」


めちゃくちゃ首を横にブルブルブルブルと降られた。でも今日はさけられてもたぶん明日の昼間にレフティさんが無理やりシャワーに入れると意気込んでいたから今入った方が楽だと思うんだけどな。


テンクウちゃん達は私がシャワー済むまで2階の私の部屋にいるとジェスチャーして、ケセランパサランちゃんとタイモちゃんとテンクウちゃんとウサギさんズは上がって行った。


ジェスチャーだけだと意味がわからなかったけどケセランパサランちゃんの通訳でギリギリわかった。テンクウちゃん、まだみんなにバレてないから、人間の言葉をミギィさんやレフティさんの前では話さないらしい。


ばらしても大丈夫な気がするけどな。ミギィさんもレフティさんもとてもいい人達だ。モンスターだと知っても態度は変わらない気がする。


「ミギィさん」


「なんだべ。頭痒いとこあっか?」


頭をジャコジャコとミギィさんが洗ってくれた。1人で入れる!と言ってたけどたまに流し忘れが発生していて泡がついたまま戻って笑われることがあった。病み上がりだし風邪でもひいたら大変なので今日はミギィさんと一緒のシャワーだ。


「ううん、そうじゃなくてね。モンスターって怖いと思う?」


「急になんだべ。モンスターは人を襲うのが多いベ?」


ザバァーーとお湯をかけられた。


「いいモンスターって、いるかなぁ~って思って。」


「あ~なるほどな。ん~、そだなぁ。人間だっていい人も悪い人もおるベ?いい人が色々あって悪い人になったり、最初から心根が腐ってたり。悪い人だと思ってたら急に色々体験して心変わりしていい人になろうとしたりするベ。モンスターも人間ほど心が複雑怪奇じゃないにしろ、色々いておかしくないベ。いいモンスターもいるかもしんねぇな。」


「そうだよね!いるよね、いいモンスター!」


「アタシは残念ながら見だことがねぇから、絶対とは言いきれんけんど。」


「そっか」


「唇トンがってんべ、にゃはは。んどけど、レフティがないいモンスターっての見たこどあるって言ってたべ。むかーし子供ん時にな・・・・」


それって・・・・!!ミギィさんが話してくれたことに驚きを隠せない私がいた。








バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ!階段を駆け上がる。下着のみである。パジャマは後でいい。


「モナちゃーん、髪乾かさねぇと風邪ひくベ~~~」


「ちょっと待ってて!すぐに戻るから!!すぐ!戻るから!」


「モナ?どしたの~?」


「「どしたにゃ」」


「モナちゃん??」


「どうちたのよ?」


「「ピィピィ」」


猫達も帰ってきてたようだ。明日の首輪の話もしたい。ケセランパサランちゃんにも重大発表したい。しかし今はテンクウちゃんと話したい。テンクウちゃんに私は向かって伝えた。


「レフティさんね!昔!小さい時っっ!犬のモンスターに助けられたんだって!」


「えっ?」


「今日話してくれたでしょ?過去の話に出てきた、助けた子。」


テンクウちゃんが川で助けた女の子は犬が好きになっておばちゃんになっていたのだ。


「「「「「えーーーー!?」」」」」


部屋の中はテンクウちゃんを中心として驚きに満ち溢れていた。

次回は2月4日予定です。うおおお、またド忘れしたらごめんね!!


(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)




って、あっなろうのながーいメンテの日だっけ。とりあえず2月4日です。(ヤケクソ)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ