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エロエロで世界最強!

 岩山の頂上に一本の剣が刺さっている。

 昔、世界を蹂躙した暗黒魔王ダークサイドキングを倒したと言われる伝説の剣だ。

 唯一、暗黒魔王ダークサイドキングを倒せる剣だといわれている。

 険しい山道を登ってこなくてはならない為か、誰も訪れる者はいない。

 剣がここにあることさえも、伝説となっていた。

 今は、朽ち果てる時をまつかのように、静かに眠っている。








 ・・・って、冗談じゃないぞ!

 エロエロなこといっばい出来るって転生したのに・・・


なんで、ボロい剣になってんのよ!


 だまされた~!


 エロエロどころか、自分で動くことさえ出来ないじゃないか。


 世界最強でエロエロって言ったよね!


 だーれも来なきゃ世界最強もエロエロもないじゃんか~!


 くそ女神~!



「青空 勝様あなたは死にました」

「へっ? 」

「そして、転生します」

「はっ? 」

「あなたはこれといった徳をつむことなく、お金持ちになってやる!偉くなってやる! 美人の姉ちゃんとうはうはしてやる!

 と 思っているだけで特に何をするでもなく、だらだらと時間を浪費なさいました。

たまに良い思考になられることもありましたので、その際には力を発揮せれた事と存じます。

しかしながら、自分が上手くいかないのは環境のせいだとか、理解されないのは他人のせいだとかという浅はかな思いを抱いていたことも存じております」


「はぁ~? 」


「ですので、あなた様の人生はそのようなものであったことでしょう」


「むむむ」


「しかしながら、車にひかれそうな子供を救うために身を犠牲にしたことは称賛に値します。しかも、その子供は将来国の代表となり世界平和を実現する運命を持っていました。単なる気まぐれで行った善意であっても素晴らしい徳を積んだと神々は判断されました。

よって、次に生まれる時には特典が与えられます」


「つまり、死んじゃったので生まれかわるって事ですかね? 」


「その通りです。どのような特典を希望なさいますか? 」


「いきなり特典と言われても~ 」


 女神さんみたいな綺麗な女性とエロエロな事出来て世界最強にして欲しいなんて言っても叶えてもらえるわけないよな~


「エロエロで世界最強ですかあ~」


「あっ 」


 えっ、考えてること筒抜けなの?


「筒抜けでございますよ。あなた様が私に欲情を向けている事もわかっておりますが、その他希望に答えることは出来かねますが」


 無表情で女神が答える。


「では、エロエロで世界最強ってことでよろしいですか? ぴったりの転生先がございますよ」


「マジですか! 」


 女神さんみたいな綺麗な人とエロエロな事出来て世界最強!


 夢みたいじゃ~


「夢ではございません。転生先であなたが経験する事ですよ。よろしいですか? 」


「ぜひ、お願いします! 」


「では、転生いたします」


「うわ~! 」


 足下に穴ができどこまでも落ちていった。

 今までの出来事が走馬灯のように思い出され、僕は意識を失った。



「上手くいったわ。本人の同意がないと転生できない案件だったからとうしようとおもったけど、本人の希望どうりだったみたいだし。速く、上司に報告しなきゃ」


 にこりと微笑むと女神は光の粒になって消えた。


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