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悪役令嬢、村長に悩む

「この村長は、どういった経緯で村長になったのですか?」


エリーは選考理由を尋ねる。

ただ、尋ねたものの、エリーにはなんとなく予想できた。


「村長は、前村長の子供がなるモノだよ。貴族と同じで、家系によるモノ」


「そ、そうですかぁ。この賄賂って、カットしてもよろしいのかしら?」


エリーは父親の目を見て尋ねる。

もし、村長との繋がりが重要だというのであれば、賄賂を送らないわけには、


「ああ。カットして良いぞ」


「ああ。やはりダメで、……はぇ?良いんですか?」


エリーは目を見開いて驚く。

まさか、村長との繋がりを斬って良いとは思わなかった。


「本来の予定では、その村は潰すつもりだったからな。賄賂を要求する割に、全く結果を出さない。村長を消すわけにも行かなかったから、景気の良くないその村は消してしまおうと思っていたんだよ」


どうやら父親は、村を取り潰すつもりだったようだ。

 ーーん。ちょっと待って。それ、私に使えない場所を渡したって事!?


エリーはいらないモノを押しつけられたという事実に気づき、肩を落とす。

だが、すぐにその瞳に熱い炎を燃やす。


そして、父親を見返すために頑張ろうと心に誓うのであった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 前世の記憶持ちのくせに廃村を栄えさせることも出来ないなら宝の持ち腐れやん(笑)
2022/05/16 05:59 退会済み
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