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悪役令嬢、嫌だ嫌だ!

「エ、エリー。ここは、はい。お受けします。って言う所よ」


母親が急いでエリーに注意する。

が、それでもエリーは首を縦に振らなかった。


「王よ。王子の婚姻は、他国と我が国の繋がりを作る大切なモノ。アロークス殿下には他国の貴族と婚姻をし、関係を安定させる役割があるはずです。私が婚約したばかりに、他国との関係が悪化したとなっては困ります」


エリーの言葉に、貴族がまたもざわめく。

この言葉が、子供から出てくるとは誰も予想できないし、驚くのも当然だろう。


怒りを示していた王も、面食らったような顔をしている。

そして、しばらくして正気に戻ると、


「ふ、ふははは!素晴らしいな。そこまで幼い身で考えるのか。優秀。優秀すぎるぞ。ははははっ!!」


どうやら怒りは収まり、エリーは許されたようである。

だが、エリーは安心できなかった。


 ーー怖っ!?公爵の目線怖っ!

父親である公爵の目が笑っていなかったのである。


エリーと王子の婚約は、公爵家にとってとてつもない利益となる。

そのため、公爵という立場からはエリーを許せない。


そんな父親の心のうちを察してエリーは、後で怒られないような手を打つことにした。

父親に説教をされたことはないが、怒れば怖いのはなんとなく理解できる。


保身第一。


「エリーよ。ただ、褒美を何も与えないわけには行かない。何か欲しいものはないのか?」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 表現が赤子だったり幼児だったり色々だけど、具体的に何歳なのか、時間がどのくらい過ぎたのか全然わからないから、主人公のイメージができない [一言] 何歳なの? 一歳?
2024/01/02 23:55 退会済み
管理
[気になる点] 「王よ」っておかしくないです?上から目線に感じます。 「国王陛下」とか単純に「陛下」呼びが普通じゃないかと。
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