608/3881
悪役令嬢、皆頑張ってます
諸事情により、明日から明後日の夕方まで誤字報告の適用や、感想の返信が出来なくなりますぅ。
許しちょんまげ。
「君がいるなら心強いよ」
「そっくりそのまま、同じ台詞を返すぜ」
そう言い合いながら、バリアルとターリルは背中を合わせる。
2人とも戦ったことがあり、お互いが強いことはよく分かっていた。
だからこそ、仲間として戦うなら非常に心強い。
2人は、勝利を確信して、笑顔を浮かべながら賊へと斬りかかった。
「はい!そっちにテーブルを」
「コレはちょっと薄いかなぁ。補充をよろしくぅ」
戦っているのは、バリアルたちやエリーだけではない。
直接的ではない戦いを、デュランスやアロークスは行っていた。
貴族たちを一カ所に集め、テーブルなどでバリケードを作っている。
賊に貴族を襲わせないための行動だ。
彼らは剣を使うことが出来ないが、彼らなりの土俵で戦っているのだ。
諦めずに自分の出来ることを探す。
その考え方をするのは、一体誰の影響なのだろうか?
その影響を与えた人物は、
「ちょぅ!左からも来てますわ!右から、あっ!そっちにもいますわ!」
「う、うるせぇ!黙ってろ!!」




