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悪役令嬢、新しい特殊グ、え?

誤字報告ありがとうございます。

 ーーちぇ~。

エリーは少しいじけていた。


理由は、公爵家長男たちの特殊グループが出来そうだったのに、人が集まってきて解散せざるを得なくなったからだ。

まあ、残念ではあるが、デュランスがガリドルたちと話せていたので、放っておけば勝手に完成するはずである。


 ーー時間はあるんだし、待っていることにしましょう。

そう思いながら、長男以外にも挨拶くらいはしておこうと、エリーは周囲を見回す。


すると、丁度王の正室と目が合った。

エリーは一瞬迷ったが、話をしてみることに、


「おらぁ!」


突然、エリーの体を何者かが押し倒した。

エリーは腕を使って、受け身を取る。


「っ!?なんだ!?」

「おい!不審者だぁ!!」


それに気付いた貴族が声を上げるが、もう遅い。

出入り口の兵士たちは倒され、すでに包囲されていた。


「これから、このクソガキ、エリー・ガノル・ハアピの処刑を行う!!」

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