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悪役令嬢、海外で観光だぜ
「エリー。おはよう」
「おはようございます。お兄様」
朝。
エリーたちはまた食卓を囲んで集まった。
因みに、火傷蜥蜴の拠点は時間がなくて潰せていない。
エリーは、今日の夜こそと意気込んでいる。
「さて、今日は、言っていたとおり各自での観光だ。色々と異国の文化に触れ、楽しんできて貰う何かあれば、ここのモノに言ってくれれば、私に話が来るようになっている」
父親の話を、家族は黙って聞いた。
ただアシルドとバリアルはエリーのことをチラチラと見ているので、一緒にまわりたいのだろうと言うことは容易にくみ取れる。
「それでは、また夜に会おう。解散だ」
早速自由時間となった。
エリーは席を立ち、バリアルとアシルドの子供3人で集まる。
「それじゃあ、私も一緒に行こうかしら」
そう言って、3人に近づいてくるエリーの母。
エリーの母であれば特に反対する理由もなかったので、4人で行動することが決まった。




