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悪役令嬢、初めての魔法
誤字報告ありがとうございます。
エリーたちは、訓練場に移動した。
母親は、そこで水晶を取り出す。
「まあ、意味が分かるかは分からないけど、属性を図るわね。この水晶に触って貰えるかしら?」
「あっ。はい」
エリーは水晶に触れてみる。
その水晶は、少し鑑定に使われた水晶に似ている気がした。
ズオッ。
触れた水晶に変化が起こる。
「金と紫と……黒?」
母親は首をかしげた。
エリーはその反応を見て、焦る。
ーーこの属性って、加護とかの影響が出るヤツよね!
エリーは、黒いモノが闇の加護の影響だと理解した。
「き、金と紫が混ざったんではないですか?2属性持っているとこうなるとか」
「ん~。そうかしら?まあ、何でも良いわ」
特に気にしたようもなく、母親は水晶をしまった。
そして、
「それじゃあ、炎魔法を覚えましょうか」




