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悪役令嬢、え?別に試験とかな……あっ。はい
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「分かったよぉ。確かにぃ、今のところお前には良いところ見せれてないしねぇ。試験があるって言うなら受けるよぉ」
『左足」は笑みを浮かべて言った。
エリーは何も言わない。
勿論心の中では、
ーーーは?試験?なんでそうなった?
と、困惑していた。
まあ、そんなことは誰にも気付かれなかったが。
「いいでしょう!」
エリーの気持ちなどつゆ知らず、クラウンの部下は偉そうに言った。
エリーは嫌な予感がして、部下の顔を見る。
「クラウン様。お任せ下さい。この者が本当にクラウンにふさわしい者か見極めて見せます」
「お、おぉ」
部下は決意の炎を瞳に宿らせながら言ってきた。
エリーは、死んだ目をして頷く。
「好きにしろ」
「はい!必ずやクラウン様のご期待に応えて見せます」




