表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

530/3881

悪役令嬢、バレてしまったならしょうがない。

「え?どういうことぉ?」


間に入っているクラウンの斧を警戒しつつも、『左足』はエリーに尋ねてくる。

エリーは天を仰ぎ、全力で思考した。


 ーーこれは嘘がつけるような状況ではないわね。でも、本当のことを全て話して良いモノかしら?いや、まだこの子は信用できない。

エリーがこう考えるまでに掛かった時間は1秒。


「我は、」「す、すみませんクラウン様!!思わず言ってしまいました!!」


エリーは頭痛がした。

もう計画が総崩れである。


「えぇ?毒龍じゃなかったのぉ?」


『左足』の視線が鋭くなる。

エリーは、逃げられないと判断して、傷が深くならない手を探すことにした。


「……コイツの言葉の通り、我は毒龍の者ではない。我が毒龍と名乗ったのは、火傷蜥蜴をだますための罠だ」


「そ、そうだったのかぁ。すっかり騙されてたよぉ」


エリーは試すような目で『左足』を見る。

その目は、その程度で自分の下につくつもりなのかと言っているように見えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ