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悪役令嬢、友達になるのも貸し
遅れて申し訳ない!
「それでは、伯爵方。私が、この方々の友人となりましょう」
「「友人?」」
エリーの提案に、伯爵たちは首をかしげた。
エリーはその顔を見て、怒鳴られていたモノたちを見る。
「「ひっ!?」」
怒鳴られていた令嬢2人は悲鳴を上げた。
その令嬢たちは、喧嘩をしていてエリーも巻き込んできていたモノたち。
「ご令嬢を叱られていたのは、私と敵対的な行動をとってしまい、他家から避けられると考えたからでしょう?でしたら、この私が友人だと言えば、全ては解決するはずです」
「なるほど」
「納得ですな。その代わりに、貸しを増やすと、いうわけですか」
伯爵2人は納得した表情をした。
エリーは2人が納得したのを確認し、令嬢2人に笑いかけた。
「それでは、これからよろしくお願いしますね。お2人とも。建前上は友人と言うことですから、名前を教えて頂いてもよろしいですか?」
「「ひゃ、ひゃい!」」




