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悪役令嬢、人捜し
「俺の妹も、俺と同じように実験に使われたんだ!きっと生きているはず!助けてくれ!」
敬語を使わなくて良いとエリーから言われた少年は、妹について話した。
エリーは話を聞きつつ、いる可能性のありそうな町を考えた。
「明日から捜索を開始するわ。あなたは、ここでシッカリと自分を鍛えなさい」
エリーは真面目な顔で少年に言う。
そして、少年を老婆に頼んで、エリーは帰宅した。
次の日の夜、早速エリーは少年の妹捜しを始めた。
エリーは考えつく場所の盗賊を殺しまわり、魔力狂いがいないか確かめる。
そして、3つ目の盗賊のアジトで、
「グゥゥゥゥ!!!!!」
魔力狂いを発見した。
1度経験しているので、比較的早く元に戻すことができた。
そして、回復した魔力狂いの姿を見て、エリーは落胆する。
理由は、その耳だ。
獣のような耳が付いている。
これは、獣人と言われる種族。
少年は人間だったので、この少女は妹ではないと考えられる。
まあ、それとは関係なく、エリーは少女と話をして、少女を仲間に引き入れた。




