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悪役令嬢、また来たときには
誤字報告ありがとうございます。
朝。
エリーは、いつもより人が多い食堂へと入る。
食事をしていると話しかけられた。
「エ、エリー。今日も話せるかな?」
話しかけてきたのはクイフ。
朝食を食べて、2人は昨日話した部屋へ移動した。
昨日には洗脳をしてきたが、今日は、
「今日はどういった用件ですの?」
「ん?友達と話すのに理由が必要なの?」
良い感じの台詞を言っているが、少し前には洗脳してこようとしてきた奴の台詞である。
エリーは目を細め、肩をすくめた。
「まあ、そうおっしゃるならそれで構いませんわ」
エリーはそう言って、1度窓を見る。
それから、もう1度クイフの顔を見据えて、
「また私を洗脳して来いと公爵様に言われたのでないなら、それでいいですわ」
エリーは微笑みを浮かべる。
逆に、クイフの顔が暗くなった。




