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悪役令嬢、たくさん来ても石を投げる
「ギャアアァァァァ!!!!???????」
絶叫が響き渡った。
どうやら、近づいてきていた人に石のかけらが当たったようだ。
「すみません。少し操作を誤りました」
100が謝ってくる。
エリーとしては、
ーー謝るなら私じゃなくて、石当たった人にしたら?
と、思ったが、言うことはなかった。
言う前に、新たな反応を見つけたのだ。
エリーはそのことを、また100に伝える。
「なるほど。では、ここで名誉挽回をさせて頂きます。………はっ!!!」
その言葉と共に、また石が投げられる。
今度の石は赤く輝いており、空中ではじけると、
ゴォォォ!!!
火を噴いた。
さらに、その炎が形を変え、鳥の形となる。
その鳥は新しくやってきたモノたちの方へ向かっていき………。
「どうでしょうか?先ほどの汚名を返上できたでしょうか?」




