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悪役令嬢、石投げが進化していく
誤字報告ありがとうございます。
「はっ!」
100が石を投げた。
石は回転しながら水面に当たり、
パシャパシャッ!
数回はね、向こう岸まで石は飛んでいった。
それから、ゴスッ!重い音がする。
100は嬉しそうな顔でエリーを見てきた。
「ほう。なかなか上手いじゃないか」
エリーは素直に感心する。
まさか、最初から成功させてくるとは思わなかったのだ。
ただ、少し悔しさもあったので、エリーは新たな技術を見せることにした。
その技術は、この世界の技術との融合で、
「石に魔力が集まってくる。……何をされるおつもりなのですか?」
100が不思議そうに魔力の詰まった石を見る。
エリーはそれを1度手の上で転がした後、強く掴み、アンダースローで投げた。
パシャパシャパシャパシャッ!
と、激しく石は弾んでいき、
パァァァンッ!
破裂した。




