悪役令嬢、石投げしてたらこんなことに
皆さんは、この遊びを何と読んでいますか?
作者の地元だと石投げでしたが、他の所の呼び方はきっと違うと思うんですよね。
興味があるので、皆様の地元の呼び方を終えて下さい!!
「流石ですクラウン様」
「え?あ。そうだな」
目をキラキラさせてエリーを見つめてくる100。
エリーはそれに、曖昧な答えを返した。
ーーえ?ちょっと遊んでみただけだったんだけど。何かやっちゃったの?
エリーは故意にやったわけではなかった。
ただ、なかなか探しても見つからなかったから、時間を潰そうと石投げをしてみただけなのだ。
それなのに、こんな尊敬の眼差しを向けられるとは。
「お前も、やってみるか?」
エリーはそう言って、石を手渡す。
ーー石投げ、この子もやってみたいのね。
エリーは、100が感心していた理由を、石が水の上ではねる技術に驚いたからだと考えた。
勿論そんなことに驚いたわけではなく、2人の間には大きな溝ができていた。
だが、その溝に2人が気付くことはない。
100は石を受け取り、構えた。
「どこに投げれば良いですか?」
「どこでも良い。ただ、最初の衝突地点が近くなりすぎないように気をつけろ」




