表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

427/3881

悪役令嬢、実際の所を尋ねる

大量の屋敷が燃えた日の夜。

エリーは屋敷から抜け出し、元老婆の家だった小屋へと入る。


そこには予想通り、少年のセカンドの姿があった。

エリーはクラウンとしての姿で尋ねる。


「どうなっている?アレは本当にお前たちがやったのか?」


「違う。貴族の屋敷に火を付けたのは、俺たちとは関わりのない毒龍に反抗する勢力の1つだ」


セカンドはそう言って、今回の件の犯人である組織の資料を手渡してくる。

エリーはそれをとり、ざっと目を通した。


 ーーよそ様の名前を使うなんて、迷惑な組織もあったモノね。

エリーはそう感想を抱きながら、資料をセカンドに返した。


「この組織、潰すか?」


セカンドは尋ねてくる。

その顔には明確な怒りがこもっており、セカンドとしては今すぐにも潰したいのだろうと言うことが分かった。


だが、エリーは首を振る。

なぜなら、もっと利用するべきだと思うからだ。


「必要ない。こいつらが勝手に暴れてくれれば、こちらが裏で動きやすくなるからな。我らの目的は、全ての闇を支配することなのだから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ