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悪役令嬢、自分の洗脳力を知る

「エリーは、正義じゃないのぉ?」


デュランスがチャラい感じで尋ねてくる。

だが、その声とは裏腹に、エリーを見る目はとても鋭かった。


 ーーこの辺りは気を遣って返答する必要がありそうね。

エリーは言葉を選んで回答しようとしたが、その前に、


「エリーは正義じゃないと思うよ。まあ、僕も正義ではないと思ってるけどね」


「そうだな。僕もエリーは正義だとは言えないと思う。ただ、悪だとも言えないから、グレーな感じ」


アロークスとイルデが返答した。

2人ともエリーを正義だとは思っていないようだ。


その返答を聞いたエリーは、

 ーー2人とも、変わったわね!私が正義じゃないとしても、友達で居続けられるなんて!……もしかして私、洗脳上手い?


さて、現在の状況は1体3に近い。

しかも、孤立しているデュランスは相手方の3人をかなり信用しているため、


「ふぅん。じゃあ、まあ、エリーは正義じゃないのかなぁ?」


と、エリーが正義でないと納得してしまった。

だが、エリーとしては、それだけでは困る。


「じゃあ、デュランスにとって正義とは何ですの?」

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