悪役令嬢、ステータスを考える
「この指輪、かなり高そうに見えますけど、どちらで買われましたの?」
「それは、旅の行商人から買ったんだよ」
「へぇ。では、私が買いに行くことは難しそうですね」
エリーは適当な雑談をしつつ、頭の中で新たなステータスについて考えていた。
まず、通常のステータスが、
【ステータス】
名前:エリー・ガノル・ハアピ
種族:人
LV:735
職業:公爵令嬢
HP:179200 MP:17920
攻撃力:6730 防御力:6730 機動力:6840 運:7800
スキル:『魔力感知LVMAX』『魔力操作LVMAX』『暗殺LVMAX』『一撃必殺LVMAX』
『剣術LVMAX』『演技LV5』『洗脳LV5』『精神支配LV4』『呪纏LVMAX』
『手加減LVMAX』『呪いLV8』『短剣術LVMAX』
称号:『力の器』『魔力と共存するモノ』『魔力を扱うモノ』『暗殺者』『断罪者』『死刑執行人』
『死を知らせぬ者』『終わりを始まらせる者』『剣聖』『呪いを御すモノ』『力を御するモノ』
加護:『光の加護』『毒の加護』『闇の加護』
少し見たことのないスキルや称号があるかも知れないが、それは夜の活動中にい色々あったのだと察して貰いたい。
それよりも、問題はこのステータスと、新しく手に入れたステータスの差だ。
まず、新しいステータスにはスキルや称号、加護、レベルが書かれていない。
それ以外に書かれているモノで共通しているのは、攻撃力と言う文字だけである。
なのだが、攻撃力は新旧のステータスで表すモノが違う。
古いステータスで表している攻撃力は、純粋な肉弾戦闘での攻撃力。
それに対して、新しいステータスの攻撃力は、精神力というモノと関連したモノだった。




