悪役令嬢、いつの間にかできていて
誤字報告ありがとうございます。
とある王族たちとのお茶会の日。
第2王子のアロークスが驚きの発言をしてきた。
「最近、サッド家のデュランスと仲良くなったんだけど、エリーはどう思う?」
「え?デュランスと?」
デュランスと言えば、教会のイルデと会うように調整したばかりである。
エリーは家に帰ってイルデと面会し、このお茶会の1ヶ月ほど前に面会を成功させたのだ。
「イルデとたまたま会う機会があってさ。その時にデュランスの話を聞いて、興味があったからイルデも併せて3人で話してみたんだよ。そしたら、凄い意気投合して」
(イルデ。ナイス!!)
エリーは心の中でイルデを褒めた。
アロークスの話を聞く限り、特殊グループが完成したと言うことである。
エリーの頭には、これから起こりそうなイベントなど、気になることが沢山湧いてきた。
「イルデとデュランス。仲良くなったんですのね。良かったですわ。……実は、イルデにデュランスを紹介したのは私なんですの」
エリーはさりげなく、グループに関われるようアピールしておいた。
できれば、間近で3人のイベントなどを見てみたかったのだ。
「そうなの?デュランスとも仲いいのか。エリーは友達を作るのが上手いねぇ」




