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悪役令嬢、早めの帰宅
エリーはレベルをもう1つあげて、屋敷へと戻った。
そのまま、寝て、何も問題はなく次の日の朝に。
昨日色々と起きたので、今日で帰宅することになった。
短い時間ではあったが、エリーとしては勉強になることもあり、悪い旅ではなかったと、エリーは振り返る。
「今回の件、シッカリと忘れずに支払ってくれたまえ」
「くっ!……そうさせて貰う」
父親がエリーたちの活躍をダシにして、シッカリとサッド家から搾り取ろうとする。
サッド公爵も断れるわけもなく、大人しく頷くしかできなかった。
そんないろいろな駆け引きをする隣で、その子供たちは大人を観察しながら会話を交わしていた。
デュランスは、以外とバリアルやアシルドと打ち解けている。
「エリーちゃん。また遊ぼうねぇ。もちろん。その時にはバリアルとアシルドも一緒に」
「ええ。是非お願い致しますわ」
「ああ。遊ぼう。今のうちにな」
「また色々と教えて下さい!!」
遊ぶ約束までした。
ただ、それよりもエリーとしては特殊グループの方が気になっている。
(イルデに面会をしないと!)




