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悪役令嬢、圧倒的な実力
セカンドはカヤに対して冷たい。
一切とりつく島もない。
だからこそ、
「この不敬な輩を捕えなさい!」
「は、ははぁっ!」
「お、お前たち、行け!」
「「「「お、おおおおぉぉぉ!!!!」」」」
カヤは命令する。
教団の者達や、新たに彼女を守る役割となったハアピ家の騎士たちに。
だが、
「当たり前だが、遅いな。貴族を守るならこの程度で良いのかもしれんが、俺には届かん」
「「「「え?」」」」
騎士たちは疑問の言葉のみ。
悲鳴すら上げることなく、崩れ落ちる。
実力差は明白だった。




