384/3881
悪役令嬢、兄とともに戦う
「はぁぁぁ!!!!」
バリアルは黒ずくめの1人に斬りかかる。
バリアルの剣の腕は、英才教育を受けてきたので高い。
それこそ、その辺りの盗賊くらいなら余裕で倒せる。
黒ずくめは一瞬で、首が胴体とさよならした。
「くそっ!コイツを押さえるぞ!!」
「あぁ!面倒くせぇ!!!」
貴族を狙っていた黒ずくめたちは、バリアルに殺されることを警戒して立ち止まった。
バリアルの相手は5人。
「くっ!数が多い!!」
「ふひゃひゃ!人数差で押し込んでやるぜぇ!!」
いくらバリアルが強いからと言って、まだ子供。
流石に5人相手はきつかった。
が、それ故に黒ずくめたちは油断していた。
そのため、エリーが投げたモノに気づかなかった。
「えっ!?」
「うわっ!??」




