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悪役令嬢、鑑定が待っている
カヤの大イベント。
それが何かといえば。
カヤの恐れていた、
「鑑定」
「だねぇ。鑑定も、そんな変な結果は出ないと思うけど」
「普通に神の加護とか光属性の何かとかそんな感じだろ」
「「いや、神の加護は普通じゃないから!?」」
鑑定が待ち構えているのである。
カヤの隠そうとしていた何かが、ここで公開される。
友人たちはたいしてなにも警戒はしていないようだが、
「私の身の振り方もここでかなり変わるかもしれないわ」
「え?そうなの?」
「そうなのよ」
クレアの難しい顔。
さすがにその顔と言葉は、友人たちも何かあると感じさせた。




