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悪役令嬢、終わりの時が
エリーとして報酬を得て。
クレアとしての変化は少ない。
だが、それでいい。
「もうこれもおしまいになるのよね」
「え?何が終わるの?」
「ん?ああ。何でもないわ」
「そう、なの?そんな言い方されると気になるんだけど~」
アンナリムの問いかけ。
それ国クレアは首を振る。
だが、
「クレアちゃん……」
「絶対に何かあるッスね」
友人たちにはそんな予感がしていた。
何かが起こる、そんな予感を。
そしてそれは間違いない者であり、クレアは最後の時を考えていた、




