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悪役令嬢、報酬は分からない
友人たちが貴族になり。
ほんの少し派閥も強化された。
これにより、
「ふむ。また結果を出したか」
「ええ。ご満足いただけましたか?」
「今までから考えれば微妙ではあるが……」
「通用の価値観からすれば十分ですわよ」
エリーとして評価が高まった。
父親もそれは認めている。
が、
「欲しいものがあるのか?」
「ん~。そうですわね……」
考える。
父親にはエリーの求めるものなど思いつかなかった。
すでにエリーはいくつもの欲しいものを手に入れられてしまっている。




