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悪役令嬢、関係の深い貴族に
ここまでの流れで分かった。
クレアと関係のある貴族。
それは、
「「「エリー様」」」
「そうよ。その通り」
「……なるほどな。派閥の人員を増やすことでクレアはエリー様から報酬がもらえるのか」
「なるほどねぇ」
友人たちも納得した様子。
クレアのメリットがよく分かったのだ。
が、
「別に必ずしもエリー様の派閥でなくてもいいのよ」
「「「え?」」」
困惑した様子の友人たち。
だが、それも仕方がない。
せっかく分かったメリットが、一瞬でつかめなくなってしまったのだから。




