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悪役令嬢、ここまでの流れで
友人たちが貴族となった場合、
自分たちの力のみでやっていくことは難しい。
というか、不可能と言って良い。
「そんな時大事になるのが、派閥よ」
「派閥……」
「そう。今主流の派閥はどこかしら?」
「どこって……あっ!」
気づく。
どこの派閥が今貴族の中で強いのかというのを。
その派閥は、
「ハアピ家!」
「その通りよ。で、私は貴族のどなたと関係を持っているんだったかしら?」
クレアと仲のいい。
この国の貴族。
そんなの、ここまでの流れで思いつくのは1人だ。




