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悪役令嬢、皆が考えて

闇の精霊の力。

結局それに大したものはなかった。


ただ、


「…………何かないかな!」


「きっと何かはあると思う!」


「俺もそう思うな」


誰もあきらめてはいない。

クレアを説得できる要素を探そうとしていた。


闇の精霊も、


『そ、そんなに考えてもらえるとは……』


「そうね。予想外だったわ」


考えつつ、驚いている。

そして、それにクレアは同意した。


ここまで友人たちが闇の精霊を助けようとするとは思えなかったのだ。


「……はぁ。仕方ないわね」

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