3809/3881
悪役令嬢、けがはしてなくても
被害はたいして出ていない。
だからチャンスはあるはずだ。
そうアンナリムは主張する。
「ふぅ~ん」
「ど、どうしたのクレアちゃん?ダメ、なの?」
「ダメっていうか………私が攻撃されたの忘れたのかしら?」
「「「あっ!」」」
アンナリムだけでなく。
他の友人たちも今気づいたというような表情になる。
忘れられていたのだ。
「で、でも、けがはしてないわけだし………」
「あら。対策をしていただけであって、何も私が消費してないわけじゃないのよ?」
「え、えぇと」
どうしようもない、
アンナリムは悩まされることになる。




