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悪役令嬢、鎖かと

クレアは狙う。

闇の精霊をここでつぶすことを。


そのために、


「じゃあ、魔力を吸わせてもらうわ」


『なっ!?なんじゃと!?』


「魔力を?」


「吸う?どういうこと?」


クレアの言葉に友人たちは首をかしげる。

が、1人だけなんとなく知っているものがいた。


それが、ガガーラナ。


「まさか鎖か!?」


「「「鎖?」」」


ガガーラナは知っているのだ。

驚異的なまでに魔力を吸い取る非常に危険な鎖の存在を。


クラウンが持っているという理由で。

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