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悪役令嬢、パーティーで襲われる
「キャアアァァァァァ!!!????」
会場で絶叫が響いた。
エリーが悲鳴がした方向を見るとそこには、
「動くな!動いたらぶっ殺す!!!」
黒い服をもとい、顔を隠したモノたちが見えた。
エリーは、自分のことを殺しに来たモノたちだと考えた。
ーーナイスタイミング!やっと臭い責めと顔面責めから解放されるわ!
エリーはかなり喜んでいた。
「女はテーブル側に。男は絵画側に移動しろ!」
黒く目が指示する。
すると、数名が怯えたような表情でその指示に従った。
最初の指示に従うモノが現れると、後は次々と従うモノが出てくる。
ーー従順にさせるため、協力者が動いてるのね。
エリーは最初に動いた協力者であろうモノたちを見ながら、自分も目立たないように動く。
それから、護衛たちの方へ目を向けた。
「ぐあっ!」
護衛たちはあっさり敗北。
ーーよわぁ。護衛、よわぁ。




