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悪役令嬢、怖いものはない
クレアはハイロラをかばった。
それに闇の精霊は笑う。
なぜなら、
『おぬしが死ねばもう怖いものはないのじゃ!』
「くっ!クレアの自爆を恐れていただけか!」
「自分の危険がなければ好き放題暴れるつもりだったんだね!」
「そ、そんな!?」
闇の精霊の目的。
それは復讐を助けて楽しむことだった。
が、それができないなら虐殺でもして楽しむつもりだった。
「怖いものはない、ねぇ」
「っ!クレア!?」
クレアが起き上がる。
そして笑みを浮かべ、
「私が何も対策をしてないと思ってるの?」




