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悪役令嬢、魔力を操られ
クレアは警戒するもの。
それは予想通り動きを見せた。
アンナリムの体まで利用し、
『ふざけるなあああぁぁぁぁ!!!!!!』
「っ!精霊!?」
「ハ、ハイロラ!逃げて!」
『逃がすわけないじゃろぉぉぉぉ!!!!!』
闇の精霊。
その存在が、狂ったように魔力を使う。
その魔力は害意を持った形で矛先をハイロラに向け、
『そんな終わりなど許されるものかああああぁぁぁ!!!!!』
「っ!ハイロラアアアアァァァァ!!!!!!」
アンナリムが叫ぶ。
だが、どうしようもなかった。
自身の魔力すら操られ、




