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悪役令嬢、今頃気づいても

感情の起伏が激しくなる。

それは、あまりいいこととは言えない。


が、


「勝つよ!!」


『そ、そうか。まあ、最初からそのつもりじゃったが』


「私はもっと今勝つ気になったの。だから、邪魔しないでね?」


『分かっとるわい。というか、魔力が荒れてて邪魔できんのじゃが』


加護も一緒にあれて。

闇の精霊の邪魔をしてくれている。


これは、


「さて、そろそろね」


「何が?………っ!?」


アンナリムは気づく、

クレアの狙いに。


だが、気づいた時にはもう、

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