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悪役令嬢、油断したなと
アンナリムはやる気がある。
だが、感情が爆発していないため魔力の荒れは収まった。
そのため、
『くははっ。油断したな!』
「っ!闇の精霊?」
『なんじゃ?文句でもあるのか?』
「私はまだ負けてない!」
また動く。
闇の精霊が。
いかさまが行われるのだ。
「さっきみたいに荒れ狂えばいかさまはできないんだけど」
『あれでは勝負すらまともにできんじゃろ!』
クレアがつぶやく。
が、即座に闇の精霊がツッコミを入れた。
アンナリムはどこか不満そうな顔をする。




