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悪役令嬢、絶対にやれる

アンナリムがやっとあてた。

クレアの勝利までに必要な回数が1増える。


ただ、


「まだ私の方が優勢よ」


「知ってる」


「そう?でも、やれるの?」


「やれる!絶対に!!」


アンナリムは大きく頷いた。

その瞳には強い自信が宿っていた。


それほどまでに、1勝したという事実は大きなものだったのだ。


「じゃあ、また裏2枚で」


「私も変わらず表と裏1枚ずつ」


コインを構える。

そして、宙にそれらを躍らせた。


 ーーさて、ここからまた状況が変わってくるわね。

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