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悪役令嬢、微妙な場所に着く

エリーたちは船から下り、サッド公爵の領地へと向かった。

彼の領地は内陸のため、移動には馬車を使用する。


ゴトゴトと揺られて数時間。

エリーたちは彼の領地へと到着した。


「……うぅん。何か、微妙」


「アシルド。気持ちは分かるけど、そういうことは素直に言っちゃいけないよ。こういうときには、時代を感じさせる街だね。とか、言えば良いんだ」


「なるほど。勉強になります。バリアルお兄様!」


エリーの兄弟たちが、家族の乗る馬車でかなり失礼な会話を繰り広げる。

2人の会話にもあるように、確かにサッド公爵家の領地はあまり発展しているとは言えなかった。


エリーたちを招待するところがそうなのだから、田舎の方となるとかなり荒れていることは容易に予想できた。

これだけで、エリーたちの期待は大幅に下がっていた。


というか、1人以外は期待していなかった。

エリー以外の全員は。


そう。

エリーは期待しているのだ。


 ーーパーティー中も暗殺するのよね。暗殺方法に良いモノが見られることを期待しましょう。

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