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悪役令嬢、魔力が荒れて

クレアの呪いは防いだ。

だが、アンナリムは負けた。


ここで、


「な、なんで?」


『ま、まだ何かされていおるのか!?』


「いやいや。運がよかっただけじゃないかしら?」


「そ、そんなことが………」


恐怖。

それが、芽生えた。


今までの過激な気持ちが、恐怖に少しだけ上塗りされる。


「う、うそ。うそうそうそうそうそ!」


『お、落ち着け!荒ぶるな!』


アンナリムの気持ちがあれる。

そうなると、周囲の魔力もさらに荒れた。


これには、闇の精霊もあわてる。

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