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悪役令嬢、次は邪魔するなと

クレアはさらに笑みを深める。

敵側が分裂しようとすれば、メリットが大きい。


もちろんそれはアンナリム達も理解しているが、


「邪魔しないで」


『油断するな!』


「うるさい。油断じゃない」


『いや、油断じゃろ!?』


醜い言い争いを行う。

それほどまでに、2人は今我が強くなっているのだ。


相手への配慮などない。


「ふふっ。じゃあ、2回目行きましょうか」


「うん」


アンナリムはうなずく。

そして、闇の精霊をにらみつけた。


次は邪魔するな、と。

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