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悪役令嬢、欲を逆手にとって
ゲームが始まる。
お互い、コインを持った。
そして、はじく直前、
「あっ。言ってなかったけど、10pt先取よ」
「わかった10ね?」
「ええ。相手がポイントを持っている時は、充てると相手のポイントが下がって、相手が持っていないときは自分のポイントが上がる。といった感じ」
「なるほど?」
「まあ、やってみましょう。10ptならそれなりに時間もかかるでしょうし、そこで覚えればいいわ」
「そう、だね」
口ではそういうが。
ここですでに勝負が始まっている。
ルールをクレアは完全に理解していて、アンナリムはまだ。
『正面から勝ちたいというよくを逆手に取ったか』
「あら。何を言っているかよく分からないわ」




