374/3881
悪役令嬢、あえて襲われたのは
「あら?あなたたち、どう致しましたの!?」
エリーはボートに乗っていたモノたちに話を聞く。
そのものたちは、エリーの元で働く中ではかなり腕の良いモノたちばかりで、エリーが今回の襲撃を受けないためにある依頼を出したモノたちでもある。
「実はその、」
船乗りの1人が説明しようとしたところで、
「ふ、船が見えました!!」
見張り役の1人が叫んだ。
乗客たちが見張り役の指さす方向を見ると、
「あれは、何が起こってるんだ?」
「大量の沈没船じゃないか」
船の残骸がいくつも浮かんでいた。
近づいてみると、そこには沢山の死体が。
「人の死体だけじゃない!モンスターのモノもある!」
船の様子を見たモノたちは大慌て。
そうなっている中、船を壊された船乗りたちが謝罪してきた。




