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悪役令嬢、なんかいやだ

アンナリムは追い詰められた。

混乱している。


だからこそ、


「でも、でもでもでもでもでも!なんかヤダ!!!」


「なんかヤダ?」


「理由なんてなくてもヤダ!!」


「………なるほど。そうなのね」


気分的に。

なんかいやなのである。


これを言葉で説き伏せるのはかなり難しい。


「それは、私に対しての感情?」


「わかんない!分かんないけどいやなの!!」


もうアンナリムにすら理解することはできない。

解決も難しい。


クレアはさらなる苦境へと立たされる。

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