3711/3881
悪役令嬢、注目の度合いが
アンナリムが注目されない。
それは、話題性に富んでいないからだ。
クレアやギービーのように、大した結果はないのだから。
「でも、まったく注目されてないわけじゃないでしょ?」
「それはそうだけど」
「この間の3人でやった研究、あれでリムだって注目されたじゃない」
「そうだけど………だけど!違うの!そうじゃない!」
アンナリムは首を振る。
クレアが言うことも正しいが、そうではないと。
なぜなら、
「その注目も、結局は人の注目のおまけみたいなものだった!」
「なるほど」
3人での注目。
それはあった。
だが結局それも、クレアたちの注目の方が強かったのだ。




