3707/3881
悪役令嬢、平然と言ってのける
クレアが注目されている。
それは間違いないことだ。
そして、加護の影響を弱めた後はギービーも注目されだした、
「私はずっと、おまけみたいな扱いだよ!」
「別にそこまでじゃないでしょ」
「そこまでだよ!クレアちゃんは、私のことなんてどうでもいいから見てないんでしょ!」
「別に見てないわけじゃないし、興味がないわけじゃないわよ?」
クレアは首を振る。
ちゃんと、アンナリムのことだって見てきたのだ。
でなければ、
「興味がないなら、こうやって話をすることもないわよ」
「で、でも!」
「教師に伝えて制圧してもらった方が手っ取り早いのは確かよ」
実際はそれも難しいように思える
だがクレアは、平然とそう言ってのけるのだ。




