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悪役令嬢、口でボコボコに
戦っては勝てない。
確実に。
それは学校で見せている戦力では間違いないことだった。
「ただ、やりようはある」
「そうなのか?どうすれば?」
「簡単よ」
「簡単?」
クレアは分かっている。
なにせ、ゲーㇺで何度も行ったことなのだから。
この状況を切り抜けるためには、
「ええ。とっても簡単。リムと言い合いをして、圧勝するだけよ」
「………………は?」
ガガーラナは困惑した。
だが、説明する時間はない。
彼女は、闇の精霊の力を持ったアンナリムへと挑む。




